医師インタビュー

森 美喜子

どんなときも
「名春で診てもらおうか」と
頼っていただける病院を
目指したい。

医長森 美喜子

Profile

2016年名古屋市立大学医学部卒業。国立病院機構名古屋医療センター研修を経て、2021年名春中央病院勤務。2024年医長就任。

資格 医学博士、日本内科学会 内科専門医、
日本医師会認定産業医、難病指定医

名春中央病院の印象は?

医学の進歩によって多くの病気は短期間で治るようになった半面、病気は治っても、介護する方がいなくて家に帰れないとか、足腰が弱ってしまいリハビリが必要であるなど、さまざまな問題があります。ですから大病院が提供する急性期医療を終えた患者様のバックアップを行うのが名春中央病院の役割だと思っています。
逆に、必要であれば大病院を紹介し、専門的な医療への橋渡し役も担っています。MRIやCTを完備しているので精密検査はスピーディにできますし、点滴管理をしていた患者様が食事もできるようになって元気に退院されたり、リハビリで在宅復帰されたりと、大病院のような最先端の機器はなくても、治療できることは徹底して行う病院です。連携施設の介護老人保健施設や特別養護老人ホームとともに、医療・看護・介護・福祉の切れ目ない体制を整えていますので、地域の皆様の健やかな人生を支えるパートナーとして共に歩んでいければ幸いと思います。

名春中央病院で働いて良かったと思うのはどんなとき?

3つあります。1つ目は、院長、橋本先生、奥村先生と私以外に3人の常勤医師、さらに脳神経外科、消化器内科、整形外科の専門医がいて、さまざまなアドバイスがもらえることです。診療科の枠組みにとらわれない総合的な診療を行うことができます。2つ目は、看護師、リハビリ、栄養士など多職種のスタッフさんとの関わりが増えたことです。医師の私とは違う視点を持っているので、こういった専門の方たちの意見にしっかり耳を傾けるよう心掛けています。3つ目は、大病院と比べれば84床のコンパクトな病院なので、患者様の状態をより詳しく把握できることです。どのようなリハビリをしているのか、どんな食事をしているのか、どのようにお風呂に入るのか。少しでも気になることがあれば、リハビリ室、食堂、厨房、浴室などに足を運び、自分の目で見て確認するようにしています。

医師として心掛けていることは?

医療は日進月歩で進歩しているため、医師の中では最年少ですから、新しいことを積極的に取り入れていきたいと思っています。例えば、検査結果をスマホで確認できるアプリを導入したのですが、若い患者様には評判が良く、活用されている方が増えています。やはり、文明の利器は賢く利用しないと(笑)。理事長も新しいことや良いものを取り入れるのが大好きなタイプですが、何かを導入する際は、とても厳しいチェックが入ります。これからも理事長を納得させつつ、新しいことを導入していくつもりです。
患者様のニーズに応える医療の提供を追求するとともに、「とりあえず名春で診てもらおうか」と頼っていただける病院を目指しています。

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