医師インタビュー

奥村 尚樹

患者様の不安を和らげる、
心の拠り所のような
場づくりをしていきたい。

副院長奥村 尚樹

Profile

2003年愛知医科大学卒業。名古屋掖済会病院勤務を経て2008年西尾市民病院勤務、2014年名古屋大学大学院医学研究科卒業。2015年グラスゴー大学 リサーチフェロー、2016年名古屋大学循環器内科 肺高血圧先端治療学寄附講座 助教、2019年名春中央病院勤務。ペースメーカー外来も担当。2024年副院長就任。

資格 医学博士、日本内科学会 認定内科医、
日本循環器学会 循環器専門医、
日本医師会認定産業医、
難病指定医、障害認定医(心臓機能障害)

名春中央病院で働くようになった経緯は?

前職は市中病院/大学病院で循環器内科を担当し、心筋梗塞など急を要する患者様のオペを数多くこなしていました。充実した毎日ではありましたが、急性期病院では、多くの患者様は2週間で退院し、その後のリハビリなどに関わることはありませんでした。40代になって、もう少し長期的に患者様と関わる医療がしたいと思うようになり、縁あって名春中央病院に入職しました。ここは患者様との距離が近く、関わる時間も長い。在宅復帰に向けてサポートできることに新しいやりがいを感じています。また、高齢者の患者様は心臓病を患っている方も多いので、前職での経験を活かせることもうれしく思っています。

名春中央病院で働いて良かったと思うのはどんなとき?

規模がそれほど大きくないことが功を奏し、横の連携がきちんと取れていて、コミュニケーションを取りやすいのがいいですね。
また、何百床もある大病院と比べると、検査もすばやくできるし、待ち時間も少ない。患者様にとっても、程よい規模の病院ではないかと思います。

医師として心掛けていることは?

高齢者の患者様は褥瘡、皮膚疾患、腎臓病、肝臓病など、さまざまな病気を患うようになりますので、全身を総合的に診られる医師が求められます。知識のアップデートを常に心掛けて、患者様に安心感を与えられると共に、少しでも病院に貢献していきたいと考えています。医学はどんどん進歩していますので、学ぶことは無限にあります。

これからの目標は?

病院を大きくしていくというよりは、どんなときも地域の皆さんが気軽に相談できる、ワイドレシーバー的な病院であってほしいと思います。これからますます独居高齢者が増えるでしょうから、医療の提供だけではなく、患者様の不安を和らげる、心の拠り所のような場づくりをしていけたらいいですね。医師の一番の仕事はもちろん病気を治すことですが、高齢者の患者様の場合「リビンウィル(生前の意志)」に基づく幸せに寄り添い、ケアをしていくことも大切と思っています。
コロナ禍で一時中断してしまった院内コンサートも、機会があれば続けていきたいですね。私は趣味でバイオリンを弾いていて、院内コンサートで演奏させていただいたとき、患者様がとても喜んでくれたのがうれしかった。感染予防を徹底しながらも、患者様との交流の場を広げていきたいと考えています。

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